国内メガバンクから成長を求めて外資系銀行へ。海外法人営業の第一線で活躍
Citibank, N.A.シンガポール支店 寺坂 整さん
2023/05/09
立教卒業生のWork & Life
OVERVIEW
法学部政治学科を卒業し、Citibank, N.A.シンガポール支店で仕事をされる寺坂 整さんからのメッセージです。
MBAを取得したシカゴ大学のシンガポールキャンパスにて
外資系銀行シティバンクのシンガポール支店に在籍し、日系企業に対するキャッシュマネジメントやプロダクトセールスを担当している寺坂整さん。「『独自の規制が多いアジアでは資金管理が難しい』というお客さまの課題に対して、個別のニーズに応じた管理手法や、そのために必要なデジタルツールの提供などを行っています」と現在の仕事内容について語る。
もともと新卒で国内メガバンクに就職してキャリアを積んできた寺坂さんは、転職前の3年間をニューヨーク支店で過ごした。
「専門的な知見を持つアメリカ人で構成されたチームに所属する中で、外資系銀行で成長したいという気持ちが湧きました。そして、シティバンクに転職し、東京支店で勤務した後、新たな環境での挑戦を求めてシンガポールへ。そこで将来は管理職の立場で仕事をしたいと考えるようになったのです。組織力を駆使してお客さまのビジネスを支えるべく、シカゴ大学でMBA(経営学修士)も取得しました」
もともと新卒で国内メガバンクに就職してキャリアを積んできた寺坂さんは、転職前の3年間をニューヨーク支店で過ごした。
「専門的な知見を持つアメリカ人で構成されたチームに所属する中で、外資系銀行で成長したいという気持ちが湧きました。そして、シティバンクに転職し、東京支店で勤務した後、新たな環境での挑戦を求めてシンガポールへ。そこで将来は管理職の立場で仕事をしたいと考えるようになったのです。組織力を駆使してお客さまのビジネスを支えるべく、シカゴ大学でMBA(経営学修士)も取得しました」
シンガポールからマレーシアへ出張。現地スタッフとディナーを楽しむ
立教大学時代はサークル活動で学部学科を超えてさまざまな人々と交流し、多様な価値観に触れてきた。社会人として海外経験も重ねたが、世界で働くことは簡単ではないという。「日本人同士の暗黙の了解がない分、言葉や数字でロジカルに伝える必要があり、黙っていては評価されません。多角的な視点を持ち、気後れせず自分の考えを発信することが大切だと実感します」。一方で、学びに満ちた異文化交流を多くの学生に経験してほしいと話す。
「それぞれの考え方に正解はなく、目標を達成する上でベストな方法を導くためには遠慮なく議論すべきだと気付きました。文化の違いを理解しながら、自分自身の幅を広げていく過程が海外で働く醍醐味 です」
「それぞれの考え方に正解はなく、目標を達成する上でベストな方法を導くためには遠慮なく議論すべきだと気付きました。文化の違いを理解しながら、自分自身の幅を広げていく過程が海外で働く
寺坂さんの仕事場であるシティバンクの高層オフィスビル
寺坂さんは自身の経験を踏まえ、立教生にこうメッセージを送る。
「周囲に流されて自分の可能性を狭めるような選択は取らないでください。大事なのは目先の就職ではなく、長期的な将来像をしっかりと描き準備することです。そうすれば、皆さんのキャリアは必ず輝かしいものになるでしょう」
「周囲に流されて自分の可能性を狭めるような選択は取らないでください。大事なのは目先の就職ではなく、長期的な将来像をしっかりと描き準備することです。そうすれば、皆さんのキャリアは必ず輝かしいものになるでしょう」
※本記事は季刊「立教」263号(2023年2月発行)をもとに再構成したものです。バックナンバーの購入や定期購読のお申し込みはこちら
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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プロフィール
PROFILE
寺坂 整さん
Treasury & Trade Solutions, Vice President
2008年 法学部政治学科卒業